■ マルチヘリカルCT※中央健診センターのみ負担が少なく、より精密な検査を平成22年11月から
肺がん検診において従来のヘリカルCT装置を新規更新し、マルチヘリカルCT装置を導入、運用を開始しました。
今回の装置はX線検出器が最新型の16列となり、従来より大幅に性能が向上し、また検査を受けられる方にやさしい検査を提供するために、受診者の体厚に応じて管電流を制御するAdaptiveMAにより
被曝を大幅に低減、低線量撮影時のノイズをAdaptive Filterで効果的に除去できる性能を有する、低被曝装置となっています。
また、胸部撮影範囲300mmにおいて1.25mmピッチスライスで約10秒と息を止めている時間が、従来装置から大幅に短縮されており、受診者の負担も軽減されております。
更に、同装置で
内臓脂肪検査なども実施しております。
今後とも当協会は、精度が高く効率的で質の高いトータルワークフロー検査を目指し努力していきたいと思います。
■ 超音波診断装置
高精細な画像で検査精度アップ
平成23年5月より(株)日立メディコ社のデジタル超音波検査装置「HI VISION Avius」を導入し、高精細な画像で腹部超音波検査を行っています。
この装置は、超音波のセンサである探触子とデジタル信号処理回路により画像が高画質で、今までより美しくクリアな画像が得られ、病変の観察も明瞭にでき、検査の精度も一段と高くなりました。
検査結果は、被検者情報を事前に登録し、検査時に個人IDをバーコードリーダーで読み取り、デジタルファイリングシステムにより簡単に画像保存も行えます。この画像はそのままホストPCに転送され、診察時に医師が画像を見て診断することができます。
画像は以前までのプリンタ出力に比べ鮮明で高画質、保存状態は永久的に良好。
経年データの比較も容易で、前年度の画像を見ながら精度の高い検査が可能となりました。
健診の際には、ぜひ腹部超音波検査を受けてみてください。